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准看護師の今後

病院で働く看護師には、正看護師と准看護師の2種類の資格があります。

保健師助産師看護師法では、正看護師は「厚生労働大臣の免許を受けて」看護や診療の補助を行う仕事とされていますが、准看護師は「都道府県知事の免許を受けて、医師・歯科医師または看護師の指示を受けて」看護や診療の補助を行う仕事とされています。

正看護師と准看護師の間では実際の仕事内容に大差は無いものの、自分の意思で看護に携われるかどうかが大きな違いになっています。また、准看護師は比較的短い年数で資格を取得できるため、正看護師との給与に差が付く場合も少なくありません。

准看護師の今後

准看護師は戦後の看護師不足を補うために、比較的短い期間で看護活動ができるようにと設けられた資格の一つです。しかしながら、今現在は色々な機関が准看護師の今後について、それぞれ独自の意見を持っています。

まず、日本看護協会では、看護には高度な技術や専門的知識が要求されつつあるので、准看護師制度の廃止を希望しています。一方、日本医師会では幅広い労働条件での看護労働力が必要としており、准看護師制度の存続を主張しています。

そして厚生労働省では「21世紀初頭の早い段階をめどに、看護婦養成制度の統合に努めること」を提言しており、事実上看護師の一本化を進めていく方針を打ち出しています。その準備段階として、厚生労働省は長年准看護師として働いている方々に正看護師資格を取得することを奨励しています。そしてそのための通信教育も行っています。

ただ、准看護師から正看護師になるためには、看護師学校養成所に入学し2年間の課程を修了しなければなりません。このため、准看護師のなるための機関も含めると、合計4年間の教育を受ける必要があります。しかしながら、最初から正看護師を目指す場合は3年の修士課程で大丈夫なので、最近では准看護師になる人が激減し、初めから正看護師を目指す人が大半を占めるようになっています。

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